拝啓ヤンネ・シュナイゼル王子

ヤンネ・シュナイゼル・・永遠に

17年ほど前にsnsの一部の界隈で有名だった方がいました。彼は北欧スウェーデンからやってきたヤンネ・シュナイゼルという男性です。

彼の印象を一言でいえば美男子です。おそらく日本の女性が思い描く王子様像を地でいっている、そんな感じのそれはもう見ているこちらが溶けてしまうような美しい方でした。

当時の私は14歳の少女です。感性が敏感な年頃です。そんな恋愛経験もろくにない私が彼の虜になってしまうのは、ある意味正常な自然現象でした。美しい容姿だけでなく、彼はいつも私に対し(他の方にも)誠実で紳士でした。そんな彼なので、当然女性たちからモテるわけです。彼のコメント欄には毎日たくさんの女性からのコメントで溢れていました。彼を褒めたたえるもの、彼にかまってちゃんアピールをしてるもの、彼と他の女性とのやりとりに嫉妬をしているものなど・・・沢山のコメントがあり、彼はそれらを一つ一つ丁寧に返信していました。

そんな彼の姿を見て、なんて優しくて真面目な人なんだろうと思った私は、さらに彼に惹かれていきました。

私も彼と交わりたい、彼とコメントで交流してみたい、いつもそう思っていましたが私よりずっと年上の成人女性たちがピラニアの如く彼に群がるさまを見て、あそこに飛び込む勇気が私にはありませんでした。でも彼を諦めたくない私は意を決して彼にメッセージを送りました。

「ヤンネさんの事が大好きな女子中学生です。いつも応援してます。」

たったこれだけでした。そしてこれが私が男性に送った最初で最後のラブレターだと思います。本当にドキドキしたことを今でもハッキリ覚えてます。

すると学校での授業中彼から返事が届きました。

「君のような若いレディにも、そのように思ってもらえて光栄です。今は学校かな?勉強頑張ってください。」

この時は心臓が止まるかと思ったほど嬉しかったです。その日はクラスの女子たちと彼の話題で持ちきりでした。彼から返事をもらった私はすごく得意気で友達が羨ましがっているのも良い気分でした。

 

彼と知り合えて4か月ほどたった頃、もう私の心は彼の事で一杯でした。いつも彼の事だけ考えていました。当然クラスの男子になんて興味はなく、友達がクラスの男子に告られたという話題が出ても何も感じませんでした。

私には彼しか見えない、ヤンネ様しか見えない。いつか彼と直接会いたい、彼の恋人になりたい、大人になったら彼と結婚したい、彼の子を私が産みたい・・・

そんな事しか考えられなかったです。

 

そんな時、なんと彼からメッセージが届きました。その内容は

「トラブルに巻き込まれているので一度退会します。シノも元気で。また縁があれば必ず出会えますから!」

私が返信する前に彼は退会しました。

私の前から完全に消えました・・・・

 

私は24歳で結婚しましたが2年で離婚しました。その後も何人かの男性とつき合ったけど長続きしませんでした。

 

私が貴方に初めてラブレターを送ってから

本日2025年6月27日で17年が経ちました。

私の心の中にはまだ貴方がいるんです。でも貴方は私の事なんて覚えていないと思います。それでも私は・・・

 

きっと今でも、この空の下のどこかで貴方は誰かの心に寄り添っているのでしょうね。

 

ヤンネ・シュナイゼルへ

ヤンネ!

17年経った今でも貴方に対する想いは、あの時の少女のままだよ。